私じゃダメですか?
1章
愛されたかった
「行ってらっしゃい!」
羽「…」
私の声に反応なんかしてくれるわけがないのに
私は毎日、出勤するあなたを見送る
はじめまして。
私は成宮 緋咲です。
結婚してもうすぐ1年になります。
私の旦那さんは大手会社の社長
成宮 羽叶。
この結婚は親同士が決めた結婚。
幼い頃の私は、結婚したらみんな幸せになれると思っていた。
だから、私もそんなことを思っていたんだ
でも、現実は違った。
私が話しかけたら頷くだけ
まともに私の顔も見てくれない。
朝早く出勤して帰りは日付をまたぐ
他に好きな人がいるのは知ってる。
だって、前見てしまったから
楽しく街中を腕を組んで歩く羽叶と女の人
私には1度も見せなかった笑顔
だから、決めたんだ
結婚記念日にこの家を出ていこうと…
羽「…」
私の声に反応なんかしてくれるわけがないのに
私は毎日、出勤するあなたを見送る
はじめまして。
私は成宮 緋咲です。
結婚してもうすぐ1年になります。
私の旦那さんは大手会社の社長
成宮 羽叶。
この結婚は親同士が決めた結婚。
幼い頃の私は、結婚したらみんな幸せになれると思っていた。
だから、私もそんなことを思っていたんだ
でも、現実は違った。
私が話しかけたら頷くだけ
まともに私の顔も見てくれない。
朝早く出勤して帰りは日付をまたぐ
他に好きな人がいるのは知ってる。
だって、前見てしまったから
楽しく街中を腕を組んで歩く羽叶と女の人
私には1度も見せなかった笑顔
だから、決めたんだ
結婚記念日にこの家を出ていこうと…
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