永遠に咲け
人は狂って壊れると、どうなるのだろう………
叫ぶ?
暴れる?
少なくとも永久は、咲愛を宝物のように囲い閉じ込めて自分“だけ”のモノにしようとしている。
そして宝物を壊してしまう人間がいる。
宝物だからこそ、大切にしすぎて壊してしまうのだ。
そしてまさに、永久がそうだ。
咲愛が大切で、大事すぎて壊してしまおうとしている。
永久自身も止められないのだ。
「なんで…クラブに、いたの…?」
「んぁ……あ…」
「なんで……中森なんかに、すがったの…?」
「あぁ……や…んぁ…」
「なんで…?」
「し…嫉妬……した、から…」
「え?」
永久の動きが止まった。
「ママの話…聞いてたの……」
「百合愛…さん?」
「うん…彩子さん、ママの古い友達だからって聞いて。
ママの話…聞いてた。
そしたら、お兄…永久が来たの。
とっても元美さんって人と、べったりくっついてお似合いで……
嫉妬しちゃったの……
だから、嫌になっちゃったの…
自分自身が……こんな醜い私は嫌なの!!」
「咲愛……?」
「永久。
狂わせて、壊してよ!
永久なら、いいよ?
こんな醜い嫉妬するくらいなら、壊れて何もわからなくなりたい……!」
「うん…」
「んぁぁ…永久……永久ぁ……好き、好きなの…」
「咲愛……愛してる…咲愛、もっと呼んで…?
俺の名前……もっと…」
「はぁはぁ……永久…永久……」
「安心して…?
クラブは俺が管轄してるとこだから、しかたなく行ってるだけ。
大丈夫。俺は…咲愛のモノ………」
叫ぶ?
暴れる?
少なくとも永久は、咲愛を宝物のように囲い閉じ込めて自分“だけ”のモノにしようとしている。
そして宝物を壊してしまう人間がいる。
宝物だからこそ、大切にしすぎて壊してしまうのだ。
そしてまさに、永久がそうだ。
咲愛が大切で、大事すぎて壊してしまおうとしている。
永久自身も止められないのだ。
「なんで…クラブに、いたの…?」
「んぁ……あ…」
「なんで……中森なんかに、すがったの…?」
「あぁ……や…んぁ…」
「なんで…?」
「し…嫉妬……した、から…」
「え?」
永久の動きが止まった。
「ママの話…聞いてたの……」
「百合愛…さん?」
「うん…彩子さん、ママの古い友達だからって聞いて。
ママの話…聞いてた。
そしたら、お兄…永久が来たの。
とっても元美さんって人と、べったりくっついてお似合いで……
嫉妬しちゃったの……
だから、嫌になっちゃったの…
自分自身が……こんな醜い私は嫌なの!!」
「咲愛……?」
「永久。
狂わせて、壊してよ!
永久なら、いいよ?
こんな醜い嫉妬するくらいなら、壊れて何もわからなくなりたい……!」
「うん…」
「んぁぁ…永久……永久ぁ……好き、好きなの…」
「咲愛……愛してる…咲愛、もっと呼んで…?
俺の名前……もっと…」
「はぁはぁ……永久…永久……」
「安心して…?
クラブは俺が管轄してるとこだから、しかたなく行ってるだけ。
大丈夫。俺は…咲愛のモノ………」