永遠に咲け
夜が更けた頃、紀野は咲愛の部屋の前にいた。
この中に、咲愛がいる。
ずっと恋い焦がれて、思い続けている女性が。
わかっていた。
入ったら、終わりだと━━━━━
でもこのチャンスを逃せない。
紀野はゆっくり、ドアを開けた。
中に無防備に眠っている、咲愛。
シーツから覗く綺麗な色白の肌。
静かに近づき、触れた。
柔らかくて、すべすべしたその肌に一度触れると、もう止まらない。
永久がしていたように、口唇をなぞった。
「んん…お兄様……?」
咲愛が目を覚ました。
「フフ…ギュってして?」
寝ぼけているのか、紀野を永久を勘違いし両手を広げて甘えてくる。
紀野はベットに上がり、咲愛を組み敷いた。
「お兄……え━━━━?
誰!?
━━━━━紀野…さん…?」
「咲愛様……好きです……」
【紀野みたいなタイプは、何かのきっかけで悪魔になるよ】
永久の言葉が甦る。
「や……嫌!!紀野さん、やめて!!離して!」
「暴れないで下さい!!」
「嫌、嫌、嫌ぁぁぁーーー!!
ンンン……」
両手をベットに押さえつけられ、口唇をキスで塞がれた。
「んーー!!」
足をバタバタさせて、もがく。
「………っぷ!はぁはぁ……
身内でヤってるのに比べたら、僕とのキスくらいいいじゃないですか……!?
それに……もう終わりですよ?
大河家は……」
「は?」
咲愛の暴れる動きが止まった。
「ずっと好きだったって言いましたよね?」
「え?」
「ずーっと、あなたの事見てましたよ。
あなたが叔父さんとデートしたるとこも、ラブホから出てきたとこも」
この中に、咲愛がいる。
ずっと恋い焦がれて、思い続けている女性が。
わかっていた。
入ったら、終わりだと━━━━━
でもこのチャンスを逃せない。
紀野はゆっくり、ドアを開けた。
中に無防備に眠っている、咲愛。
シーツから覗く綺麗な色白の肌。
静かに近づき、触れた。
柔らかくて、すべすべしたその肌に一度触れると、もう止まらない。
永久がしていたように、口唇をなぞった。
「んん…お兄様……?」
咲愛が目を覚ました。
「フフ…ギュってして?」
寝ぼけているのか、紀野を永久を勘違いし両手を広げて甘えてくる。
紀野はベットに上がり、咲愛を組み敷いた。
「お兄……え━━━━?
誰!?
━━━━━紀野…さん…?」
「咲愛様……好きです……」
【紀野みたいなタイプは、何かのきっかけで悪魔になるよ】
永久の言葉が甦る。
「や……嫌!!紀野さん、やめて!!離して!」
「暴れないで下さい!!」
「嫌、嫌、嫌ぁぁぁーーー!!
ンンン……」
両手をベットに押さえつけられ、口唇をキスで塞がれた。
「んーー!!」
足をバタバタさせて、もがく。
「………っぷ!はぁはぁ……
身内でヤってるのに比べたら、僕とのキスくらいいいじゃないですか……!?
それに……もう終わりですよ?
大河家は……」
「は?」
咲愛の暴れる動きが止まった。
「ずっと好きだったって言いましたよね?」
「え?」
「ずーっと、あなたの事見てましたよ。
あなたが叔父さんとデートしたるとこも、ラブホから出てきたとこも」