強引上司は虎視眈々と彼女を狙ってる【7/12番外編追加】
「…部長、俺に感謝して下さいよ?俺が三好の告白断ってなかったらこんな展開にはなってなかったんですから」
向井……
「…あぁ、向井が自分の気持ちに鈍感な奴で助かったよ」
するっ、と、部長の腕が私の手から抜け出した。
そして次の瞬間には、ぎゅっ、と手を繋がれる。
「…いいのか?」
「いいも何も、三好の気持ちが部長にあるんじゃ、しょーがないじゃないですか」
ははっ、と自嘲気味に笑う向井。
でもすぐにその笑顔を引っ込めて、
「…でも部長。もしもこの先三好のこと傷つけたり泣かせたりするようなことがあれば、俺、その時は全力で奪いに行きますから」
その真剣な瞳で、言葉で、真っ直ぐに部長を射抜く。
「残念だったな向井。そんな機会は一生来ねぇ」
真剣な瞳と瞳がぶつかる。
そして部長は私を引っ張って向井の前まで行き、手を繋いでない方の手をグーにして向井の胸の前に突き出した。
それを見た向井も、拳を突き出し部長のそれにコツンとぶつけた。
すると2人はさっきまでの真剣な表情を崩して、ニヤリ、と笑みを交わす。
「…あぁーもう目障りなんで消えてもらっていいですか。適当に言っとくんで」
向井……
「…あぁ、向井が自分の気持ちに鈍感な奴で助かったよ」
するっ、と、部長の腕が私の手から抜け出した。
そして次の瞬間には、ぎゅっ、と手を繋がれる。
「…いいのか?」
「いいも何も、三好の気持ちが部長にあるんじゃ、しょーがないじゃないですか」
ははっ、と自嘲気味に笑う向井。
でもすぐにその笑顔を引っ込めて、
「…でも部長。もしもこの先三好のこと傷つけたり泣かせたりするようなことがあれば、俺、その時は全力で奪いに行きますから」
その真剣な瞳で、言葉で、真っ直ぐに部長を射抜く。
「残念だったな向井。そんな機会は一生来ねぇ」
真剣な瞳と瞳がぶつかる。
そして部長は私を引っ張って向井の前まで行き、手を繋いでない方の手をグーにして向井の胸の前に突き出した。
それを見た向井も、拳を突き出し部長のそれにコツンとぶつけた。
すると2人はさっきまでの真剣な表情を崩して、ニヤリ、と笑みを交わす。
「…あぁーもう目障りなんで消えてもらっていいですか。適当に言っとくんで」