強引上司は虎視眈々と彼女を狙ってる【7/12番外編追加】
「…あぁくそっ!ほんとお前はさっきから可愛過ぎんだろ!さっさと食って出るぞ!」
そんでとっとと抱き締めさせろ、ボソリ呟く部長の顔がちょっと赤くなっていて、ようやく小さくなり掛けた口の中の唐揚げを吹き出しそうになる。
……どの部分が部長の可愛いレーダーにヒットしたんだろう。
大きな唐揚げをひと口でいっちゃう女のどこに可愛い要素があった……?
…痒い。
ごっくん。やっとの思いで唐揚げを飲み込んだら、今度は部長が箸でかなり大きめサイズにカットしたサバ味噌を私の口の前に持って来た。
いわゆるあーんってやつだ。
「……えぇっ⁉︎」
「ほら早く。垂れる」
恥ずかしさより、サバ味噌の美味しそうな匂いと、目尻を下げて心なしか嬉しそうに優しく微笑む部長の顔を前に、私は素直にあーんと口を開けていた。
もぐもぐ、ごっくん。
「……美味しい……!」
「だろ?」
満足げに微笑む部長を見て、あぁ、この人のことが好きだなぁ、愛おしいなぁ、幸せだなぁと。
どうしようもなく溢れ出る部長への気持ち。
こんな何気ない休日のデートが私にとってとても幸せで。
部長も同じように思ってくれていたらいいな、なんて。
さらに私の口にサバ味噌を突っ込んでくる部長を見ながら考えていた。
そんでとっとと抱き締めさせろ、ボソリ呟く部長の顔がちょっと赤くなっていて、ようやく小さくなり掛けた口の中の唐揚げを吹き出しそうになる。
……どの部分が部長の可愛いレーダーにヒットしたんだろう。
大きな唐揚げをひと口でいっちゃう女のどこに可愛い要素があった……?
…痒い。
ごっくん。やっとの思いで唐揚げを飲み込んだら、今度は部長が箸でかなり大きめサイズにカットしたサバ味噌を私の口の前に持って来た。
いわゆるあーんってやつだ。
「……えぇっ⁉︎」
「ほら早く。垂れる」
恥ずかしさより、サバ味噌の美味しそうな匂いと、目尻を下げて心なしか嬉しそうに優しく微笑む部長の顔を前に、私は素直にあーんと口を開けていた。
もぐもぐ、ごっくん。
「……美味しい……!」
「だろ?」
満足げに微笑む部長を見て、あぁ、この人のことが好きだなぁ、愛おしいなぁ、幸せだなぁと。
どうしようもなく溢れ出る部長への気持ち。
こんな何気ない休日のデートが私にとってとても幸せで。
部長も同じように思ってくれていたらいいな、なんて。
さらに私の口にサバ味噌を突っ込んでくる部長を見ながら考えていた。