強引上司は虎視眈々と彼女を狙ってる【7/12番外編追加】
…なんと、部長のところにコーヒーを運ぶという大義名分が出来た。
これは、ひょっとして神様がそんなに気になるなら見に行って来いって言ってくれてる?
いいのかな?いいよね?
部長がアイスコーヒー持って来てって言ったもんね?
…うん、神様、私アイスコーヒー持って行って来ます!
「真子ちゃん、私第2会議室にアイスコーヒー2つ運んでくるね!」
「…えっ、ちょっと、一華さーん!」
そう真子ちゃんに早口で告げて、私は急いで給湯室へと向かった。
***
給湯室で淹れたアイスコーヒー2つと、ガムシロップとミルクの入ったミニバスケットをトレイに乗せて、私は今第2会議室の前にいる。
いや、別にアイスコーヒーをお出しするだけなんだけどね、なんか変に緊張しちゃってなかなかノックが出来ないのよ。
見たいのに見たくないような…
それにもしも今この中で2人が親密な雰囲気になっていたりしたら、とか、ちょっと考えちゃったりして…
あぁ、ドラマの見過ぎだな、私…
よし、いざ行かん!
コンコン。
どうぞ、と部長の声がして、ドアを開ける。
「失礼します」
中へ足を踏み入れ、ノートパソコンと手元の資料を見ながら向かい合って打ち合わせしている2人の元へアイスコーヒーを運ぶ。
これは、ひょっとして神様がそんなに気になるなら見に行って来いって言ってくれてる?
いいのかな?いいよね?
部長がアイスコーヒー持って来てって言ったもんね?
…うん、神様、私アイスコーヒー持って行って来ます!
「真子ちゃん、私第2会議室にアイスコーヒー2つ運んでくるね!」
「…えっ、ちょっと、一華さーん!」
そう真子ちゃんに早口で告げて、私は急いで給湯室へと向かった。
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給湯室で淹れたアイスコーヒー2つと、ガムシロップとミルクの入ったミニバスケットをトレイに乗せて、私は今第2会議室の前にいる。
いや、別にアイスコーヒーをお出しするだけなんだけどね、なんか変に緊張しちゃってなかなかノックが出来ないのよ。
見たいのに見たくないような…
それにもしも今この中で2人が親密な雰囲気になっていたりしたら、とか、ちょっと考えちゃったりして…
あぁ、ドラマの見過ぎだな、私…
よし、いざ行かん!
コンコン。
どうぞ、と部長の声がして、ドアを開ける。
「失礼します」
中へ足を踏み入れ、ノートパソコンと手元の資料を見ながら向かい合って打ち合わせしている2人の元へアイスコーヒーを運ぶ。