強引上司は虎視眈々と彼女を狙ってる【7/12番外編追加】
たった一度居合わせただけの部長が気づいたのに、当の本人は私が告白するまで全く気づかないなんて…
まぁ、悟られないようにしていたのは事実だけど、要はそれだけ女として見られていなかったと言うことだ。
…はぁ、ツライ…
「慶子ママ、エイヒレとモツ煮と砂肝も追加で!」
「三好はほんとにチョイスがオヤジ寄りだな。しかも見かけに寄らずよく食うし」
ぐびぐびとビールを乾いた喉に半分くらい流し込んで、ぷはー、としていると横から突っ込まれた。
「…悪かったですねぇ」
「いや、褒めてんだけど」
「え、どの辺が褒め言葉だったんですか」
全く褒められた気がしないんですけど、と肉じゃがを突つきながら加えておく。
「少なくとも俺はお前のそのオヤジくさいところ、気に入ってる」
部長がニヤリと悪戯っぽく笑う。
「…でもこういう性格故に私は向井に女として見てもらえずフラれてしまった訳なんですけど、それについてはどう思います?」
まぁ、悟られないようにしていたのは事実だけど、要はそれだけ女として見られていなかったと言うことだ。
…はぁ、ツライ…
「慶子ママ、エイヒレとモツ煮と砂肝も追加で!」
「三好はほんとにチョイスがオヤジ寄りだな。しかも見かけに寄らずよく食うし」
ぐびぐびとビールを乾いた喉に半分くらい流し込んで、ぷはー、としていると横から突っ込まれた。
「…悪かったですねぇ」
「いや、褒めてんだけど」
「え、どの辺が褒め言葉だったんですか」
全く褒められた気がしないんですけど、と肉じゃがを突つきながら加えておく。
「少なくとも俺はお前のそのオヤジくさいところ、気に入ってる」
部長がニヤリと悪戯っぽく笑う。
「…でもこういう性格故に私は向井に女として見てもらえずフラれてしまった訳なんですけど、それについてはどう思います?」