強引上司は虎視眈々と彼女を狙ってる【7/12番外編追加】
「…部長。思ったことそのまんま言っても良いですか」
「おぉ、なんだ」
「人選ミスです。それと、女を見る目、ないんじゃないですか」
憐れみの目を向けると、
「ははっ、俺も向井みたいな感じだったんだよ。本気の恋愛はもういーや、って、適当な感じの付き合いばっかしてたから」
苦笑いを浮かべ、頭をガシガシ掻きながらそう言う。
部長、あんたもか…
私の周りのイケメンたちはそういうのばっかりだな…
「そんなだったから今まで一度も女を自分の家にあげたことはない。だからお前が俺の家に来たことあるって匂わせれば諦めると思って昨日預かって来たイヤリングはダシに使わせてもらった。でもまさかそのせいでお前がコーヒーぶっかけられるとはな。悪かった」
そういうことだったのか。
「でも部長だったら何も私じゃなくてもっと適任者探せたんじゃないですか?実際江梨子さんも私のこと疑ってましたし。それにもうちょっと早く呼び出してくれれば、同期で受付やってる三嶋 由香里と一緒にいたから彼女に頼むことも出来たのに」
由香里なら絶対私よりも部長とお似合いだし、江梨子さんだって由香里が相手じゃ勝ち目ないって諦めて、あんなコーヒーかける醜態なんて晒さずに済んだかもしれない。
「おぉ、なんだ」
「人選ミスです。それと、女を見る目、ないんじゃないですか」
憐れみの目を向けると、
「ははっ、俺も向井みたいな感じだったんだよ。本気の恋愛はもういーや、って、適当な感じの付き合いばっかしてたから」
苦笑いを浮かべ、頭をガシガシ掻きながらそう言う。
部長、あんたもか…
私の周りのイケメンたちはそういうのばっかりだな…
「そんなだったから今まで一度も女を自分の家にあげたことはない。だからお前が俺の家に来たことあるって匂わせれば諦めると思って昨日預かって来たイヤリングはダシに使わせてもらった。でもまさかそのせいでお前がコーヒーぶっかけられるとはな。悪かった」
そういうことだったのか。
「でも部長だったら何も私じゃなくてもっと適任者探せたんじゃないですか?実際江梨子さんも私のこと疑ってましたし。それにもうちょっと早く呼び出してくれれば、同期で受付やってる三嶋 由香里と一緒にいたから彼女に頼むことも出来たのに」
由香里なら絶対私よりも部長とお似合いだし、江梨子さんだって由香里が相手じゃ勝ち目ないって諦めて、あんなコーヒーかける醜態なんて晒さずに済んだかもしれない。