強引上司は虎視眈々と彼女を狙ってる【7/12番外編追加】
ガチャ、とドアが開き、その隙間からにゅっと手が伸びてくる。
「っはいはい!」
その手に買ったばかりのパンツの袋を握らせる。
「さんきゅ!」
そしてするするドアの向こうに戻っていく手。
あぁ、ダメだ…
部長に完全に調子を狂わされている…
着替え終わって出て来た部長は、髪から水を滴らせていた。
普段は後ろに流している髪が今はさらりと下に流れていて、額にかかる前髪もなんだか色っぽい。
いちいちドキッとしてしまうのは、普段の部長の姿とは別の姿を見せられているからだろうか。
「ちゃんと拭かないとダメですよ!乾かしてあげますからこっち来て下さい」
そう言ってリビングのソファーに部長を座らせ、タオルドライした後洗面所から持って来たドライヤーで後ろから乾かしてあげる。
部長、思ったよりも柔らかい髪質なんだな。
そんなことを思っていたら、
「…なぁ三好。お前、歴代の彼氏の髪もこんな風に乾かしたことあんの?」
不意に尋ねられた。
「え?まさか!こんなの初めてですよ。だって部長病み上がりなのにびちょびちょなんですもん」
「っはいはい!」
その手に買ったばかりのパンツの袋を握らせる。
「さんきゅ!」
そしてするするドアの向こうに戻っていく手。
あぁ、ダメだ…
部長に完全に調子を狂わされている…
着替え終わって出て来た部長は、髪から水を滴らせていた。
普段は後ろに流している髪が今はさらりと下に流れていて、額にかかる前髪もなんだか色っぽい。
いちいちドキッとしてしまうのは、普段の部長の姿とは別の姿を見せられているからだろうか。
「ちゃんと拭かないとダメですよ!乾かしてあげますからこっち来て下さい」
そう言ってリビングのソファーに部長を座らせ、タオルドライした後洗面所から持って来たドライヤーで後ろから乾かしてあげる。
部長、思ったよりも柔らかい髪質なんだな。
そんなことを思っていたら、
「…なぁ三好。お前、歴代の彼氏の髪もこんな風に乾かしたことあんの?」
不意に尋ねられた。
「え?まさか!こんなの初めてですよ。だって部長病み上がりなのにびちょびちょなんですもん」