強引上司は虎視眈々と彼女を狙ってる【7/12番外編追加】
「一華さん!おはようございます!今日メガネなんですね?」
更衣室で制服に着替えてから総務部の自分のデスクに向かうと、2年後輩の真子ちゃんが隣の席から声を掛けてきた。
うちの会社はなぜか総務部女子と受付だけが制服勤務だ。
「おはよう。今日はちょっと目の調子が悪くてコンタクト入れられなくてね」
もちろん失恋して泣き過ぎて、とは言えない。
家でも愛用しているウェリントン型でブラウンの細リムフレーム。
保冷剤で冷やしたけど完全には引かなかった目の腫れを誤魔化すための、本日の必須アイテムだ。
メガネも似合いますね!という、社交辞令なのか本当にそう思っているのか定かではない褒め言葉に、一応ありがと、と返しておく。
「あ、早速なんですがミーティングルームの蛍光灯が切れかかってたって、さっき営業部から連絡きたんですけど…」
「あぁ、真子ちゃん、それ私行くよ」
真子ちゃんは、ちっちゃいから脚立に乗ってもきっと蛍光灯に手が届かない。
更衣室で制服に着替えてから総務部の自分のデスクに向かうと、2年後輩の真子ちゃんが隣の席から声を掛けてきた。
うちの会社はなぜか総務部女子と受付だけが制服勤務だ。
「おはよう。今日はちょっと目の調子が悪くてコンタクト入れられなくてね」
もちろん失恋して泣き過ぎて、とは言えない。
家でも愛用しているウェリントン型でブラウンの細リムフレーム。
保冷剤で冷やしたけど完全には引かなかった目の腫れを誤魔化すための、本日の必須アイテムだ。
メガネも似合いますね!という、社交辞令なのか本当にそう思っているのか定かではない褒め言葉に、一応ありがと、と返しておく。
「あ、早速なんですがミーティングルームの蛍光灯が切れかかってたって、さっき営業部から連絡きたんですけど…」
「あぁ、真子ちゃん、それ私行くよ」
真子ちゃんは、ちっちゃいから脚立に乗ってもきっと蛍光灯に手が届かない。