強引上司は虎視眈々と彼女を狙ってる【7/12番外編追加】
「こういう時、牛乳飲んでも伸びなかった背が悔やまれますねー」
うんうん、なんて戯けて言うもんだからぷっと笑ってしまった。
「逆に167センチもある私なんかは昔から小柄な女子が羨ましかったなー」
「えー!私は一華さんが羨ましいですよ!だって私、小5の時から身長変わってないんですよ。150センチから1ミリも伸びないんですよ。成長期って何ですかって感じで。顔も童顔だから、もう24歳なのに居酒屋行くと毎回ほぼ100%年齢確認されますからね!これでも羨ましいと言えますか!」
ぷんぷん、と効果音が聞こえてきそうな表情で憤る真子ちゃんはすごく可愛い。
肩までのふわふわのゆるパーマを掛けた髪をハーフアップにして、ぱっちり二重の瞳は長い睫毛で縁取られている。
見た目も中身もTHE女の子ーって感じだ。
「あはは、ごめん、確かに毎回それは面倒くさそう」