嘘つき
、、、ここ、どこだろう?

鏡?かな

ピカッ、鏡が光って、映し出したのは、、

「裏切り者っ」
「気持ち悪い」
「地味」
「さっさと消えれば良いのに」
「妹なんか(、、、)じゃない。」
「失せろ」

ねぇ、なんで?なんで………っ、いつも私なの?
みんなから(うと)まれるのは。

みんなから信じてもらえないのは。
     愛してもらえないのは。

あれ?でもみんなってだれだっけ?


…そしたら、また鏡が出てきて、映し出したのは

みんなから愛される、女の子だった。

名前は分からないけど、顔はなんとなく認識できた。

意味もなく、私が “みんな” だと思った人たちを眺めた。

あぁ、捨てられたんだなぁってよく分かった。

なんで信じたんだろ?

信じても、意味ないのに。

あれ?私が信じてたのって、、、、誰?

そもそも、私は誰?

誰、、、だった(、、、)んだろ?






ただ、言える事は、

自分はもう自分じゃない事

過去は忘れない事

、、、なのに、過去の中の人が、誰かわからない事

それと、

これからは、常に人を疑ってかかる事

人は裏切ること。








、、、それだけ。
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