嘘つき
ガチャッ

「こんにちは、、、」

と、控えめに言った。返ってきたのは、

瞬「テメェ、英玲奈をいじめやがって、ふざけんな。」

と言う声

嶺「レイちゃんがそんなコだとは思わなかったよ〜」

と、嶺緒(レオ) 意味がわからない。

零「なんのことか、わからないんだけど?」

亮「この期に及んで、まだとぼけるなんて、、、見損ないましたよ。いえ英玲奈を
  いじめてる時点で見損なっていましたけど」

亮太の台詞(セリフ)でわかった。私は英玲奈ちゃんをいじめてたと思われてるんだって。

お兄ちゃんと蒼(あおい)はなにも言わずにいる。

零「違う!違う、違う、違うよ。私じゃない。お兄ちゃん、信じてくれるよね?」

蕾「おまえなんか、妹じゃない。失せろ。」

と言われ、蹴られる。その姿が重なる。

【お前は娘なんかじゃない。気持ち悪い。出ていけ】

そう言われた時と。

零「、、、嘘吐き。蕾の、嘘吐きっ!守ってくれるって言ったくせに!」

あの時、お兄ちゃんは

「大丈夫。俺も一緒。守るから。可愛い可愛い妹を。」

そう言ったのに。あぁ、でも、

零「味方とは言わなかったし、信じるとも言わなかったね。」

嗚呼。私は馬鹿だ。ごめんなさいお願い。許して、許して、ユルシテ、
そんな時、ガンッと激痛が走った。

零「ったい(痛い)」

瞬「早く、出てけ。」

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