嘘つき
そういえば、私どうしようかな。もう信じられない。

だって、幹部たちならまだしも、全部知っているはずのお兄ちゃんまで裏切るなんてっ
、、、思わなかったんだよっ、なんで、どうして、お兄ちゃん、みんな、どうしてっ

私はっ、私は 、、、信じてたのに。 あの日、あの時 お兄ちゃん以外信じないって
約束、破ったからかなぁ?

あははっ、ねえ?どうしたら良いの?、、、神様っ、

零「うわぁあああああんっ、ねぇ、なんでなんで、どうして----ねぇ誰かお願い、夢だとッ
  …夢だと言ってっ…グスッ…うわぁああああんっ。」

その後も、夕日が沈む間際まで、路地裏で、泣いていた。

零「グスッ、ヒック、、、スウッ、ハァー、、、うん。もう大丈夫だ。」

とりあえずは、家に帰ろっか。








この時は、誰も気づかない。零はもう、他人の事を信用できない人間になっていた事に、
、、、そして、全てを諦めたような笑顔を貼りつけていたことに-----------------

だれも気づけなかった。
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