神殺しのクロノスタシスⅢ
そして。
待ちかねた、朝の朝礼の時間。
「はい皆おはよ~!朝礼の時間だよ~」
壇上に立っているのは、他でもない。
イーニシュフェルト魔導学院学院長、シルナ・エインリーである。
僕の人生、僕の日常、僕の運命を、決定的に変えてしまった張本人。
相変わらずの呑気な顔で、今日も元気に生徒に挨拶。
そして今日は、その傍らに。
僕にとっては見覚えのある、しかし他の生徒にとっては見知らぬ、青年が立っていた。
「今日は、皆さんに朗報があります!って…皆もうお分かりのことと思うけど」
と、満面笑みの学院長。
「今日から、我がイーニシュフェルト魔導学院に、新しい教員がやって来ました!」
わぁ、と騒ぎ出す生徒達。
やはり、新しい教師がやって来ると、嬉しいものなのだろうか。
僕は事前に聞いていたから、何とも思わないが。
まぁこの学院、教師のほとんどが学院長の分身だから、新しい教師が来ると余計に新鮮に…。
…ん?待てよ。
他の生徒は、学院の教師のほとんどが学院長の分身だとは知らないんだっけ。
それでも、やっぱり新しい教師が来ると嬉しいんだ。
変化は大事だ。
良くなろうと、悪くなろうと。
「さぁさぁ天音(あまね)君、自己紹介を」
「はい」
学院長に急かされて、新しい教師…天音さんが、ぺこりと頭を下げた。
「皆さん、初めまして。聖魔騎士団魔導部隊から派遣されてきました。今日からイーニシュフェルト魔導学院で、養護教員兼、回復魔法の授業を担当します。天音・オルティス・グランディエです」
そう。
先日の、イーニシュフェルト魔導学院で起きた、僕を巡る「一連の事件」の渦中で。
回復魔法を担当してくれていた魔導師が、正式にイーニシュフェルト魔導学院に、教員としてやって来たのである。
待ちかねた、朝の朝礼の時間。
「はい皆おはよ~!朝礼の時間だよ~」
壇上に立っているのは、他でもない。
イーニシュフェルト魔導学院学院長、シルナ・エインリーである。
僕の人生、僕の日常、僕の運命を、決定的に変えてしまった張本人。
相変わらずの呑気な顔で、今日も元気に生徒に挨拶。
そして今日は、その傍らに。
僕にとっては見覚えのある、しかし他の生徒にとっては見知らぬ、青年が立っていた。
「今日は、皆さんに朗報があります!って…皆もうお分かりのことと思うけど」
と、満面笑みの学院長。
「今日から、我がイーニシュフェルト魔導学院に、新しい教員がやって来ました!」
わぁ、と騒ぎ出す生徒達。
やはり、新しい教師がやって来ると、嬉しいものなのだろうか。
僕は事前に聞いていたから、何とも思わないが。
まぁこの学院、教師のほとんどが学院長の分身だから、新しい教師が来ると余計に新鮮に…。
…ん?待てよ。
他の生徒は、学院の教師のほとんどが学院長の分身だとは知らないんだっけ。
それでも、やっぱり新しい教師が来ると嬉しいんだ。
変化は大事だ。
良くなろうと、悪くなろうと。
「さぁさぁ天音(あまね)君、自己紹介を」
「はい」
学院長に急かされて、新しい教師…天音さんが、ぺこりと頭を下げた。
「皆さん、初めまして。聖魔騎士団魔導部隊から派遣されてきました。今日からイーニシュフェルト魔導学院で、養護教員兼、回復魔法の授業を担当します。天音・オルティス・グランディエです」
そう。
先日の、イーニシュフェルト魔導学院で起きた、僕を巡る「一連の事件」の渦中で。
回復魔法を担当してくれていた魔導師が、正式にイーニシュフェルト魔導学院に、教員としてやって来たのである。