神殺しのクロノスタシスⅢ
…僕にとっては、どうでも良いが。

その日の訓練の後。

すぐりさんは、令月さんのもとを訪ねていた。

「あのさぁ、『八千代』…。ちょっと聞きたいことがあるんだけどさー」

「珍しいね、どうしたの?」

「今から白馬の王子様になろうと思ったら、どうしたら良いと思う?」

「…」

珍しく真剣な目で問うすぐりさんに、令月さんはしばし頭を巡らせ。

「…何処かの国を占領して、自分がそこの統治者になって、誰かに王様をやらせて、その養子になる」

「それだ!」

「…??」

ただし実行出来るかどうかは、また別の話である。
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