神殺しのクロノスタシスⅢ
第二部8章
翌日。

気の毒な天音が寝込んでいる間。

その元凶である、令月とすぐりは。

イレースの監督のもと、第一稽古場に集められていた。

ちなみに今回は、俺とシルナも、分身の目を通してではなく。

ちゃんと、生身で稽古場に集まっていた。

ここなら、わざわざ盗み見る必要はないからである。

「さて、それじゃ勝負を始めてもらいましょうか」

「ちょ、ちょっと待ってイレースちゃん」

早速、シルナからドクターストップならぬ、学院長ストップが入った。
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