神殺しのクロノスタシスⅢ
ジュリスは、俺のアイコンタクトを受け。
やれやれ、みたいな顔をして。
そして、言ってくれた。
「あのなぁ、もう四の五の言うなよ」
「ジュリス君…」
「ここにいる全員、俺も、聖魔騎士団の連中も含めて、あんたのその『誤った選択』とやらに乗ったんだ。託したんだよ、あんたに、命を」
…そうだ。
それがどんなに、間違った選択だとしても。
その選択をしたシルナを、俺達が選択したのだ。
間違ったシルナに、俺達もまたついていこうと。
間違った道を、共に生きていこうと。
命を懸けて。
今更そのことに、何の後悔があるだろう。
「だったらあんたは、もう胸を張って言えば良い。俺達に頼めば良いんだよ」
「頼む…?」
「『私についてきて欲しい。協力してくれ』ってな」
…よく言った。
よく言ったぞ、ジュリス。
お前がこの場にいてくれて、本当に良かった。
「…分かった」
シルナは、静かに呟いた。
決意を宿した目をしていた。
「…皆、お願い。私に協力して欲しい。間違った選択をした私の為に…力を貸して欲しい」
…そうだ。
お前は、それで良い。
「当たり前だ、馬鹿」
「愚問ですね、いちいち言うまでもないことです」
「僕もヴァルシーナに謀られて、ムカついてたところですし。復讐には丁度良いですね」
「僕も…。回復魔法くらいしか役に立てないけど、僕に出来ることなら、何でも」
「僕達が組んでから、初めての任務だ。頑張ろうね、『八千歳』」
「ターゲットの暗殺なんて、俺達のジョブじゃん。らくしょーらくしょー」
「俺も、聖魔騎士団の連中に応援を仰いでおく。シュニィに事情を話せば、手を貸してくれるはずだ」
…ここにいるのは、全員お前の仲間だ、味方だ、シルナ。
だから、何も心配は要らない。
「皆…ありがとう」
…本当、馬鹿シルナ。
こんなことくらいで、涙目になってんじゃねーよ。
やれやれ、みたいな顔をして。
そして、言ってくれた。
「あのなぁ、もう四の五の言うなよ」
「ジュリス君…」
「ここにいる全員、俺も、聖魔騎士団の連中も含めて、あんたのその『誤った選択』とやらに乗ったんだ。託したんだよ、あんたに、命を」
…そうだ。
それがどんなに、間違った選択だとしても。
その選択をしたシルナを、俺達が選択したのだ。
間違ったシルナに、俺達もまたついていこうと。
間違った道を、共に生きていこうと。
命を懸けて。
今更そのことに、何の後悔があるだろう。
「だったらあんたは、もう胸を張って言えば良い。俺達に頼めば良いんだよ」
「頼む…?」
「『私についてきて欲しい。協力してくれ』ってな」
…よく言った。
よく言ったぞ、ジュリス。
お前がこの場にいてくれて、本当に良かった。
「…分かった」
シルナは、静かに呟いた。
決意を宿した目をしていた。
「…皆、お願い。私に協力して欲しい。間違った選択をした私の為に…力を貸して欲しい」
…そうだ。
お前は、それで良い。
「当たり前だ、馬鹿」
「愚問ですね、いちいち言うまでもないことです」
「僕もヴァルシーナに謀られて、ムカついてたところですし。復讐には丁度良いですね」
「僕も…。回復魔法くらいしか役に立てないけど、僕に出来ることなら、何でも」
「僕達が組んでから、初めての任務だ。頑張ろうね、『八千歳』」
「ターゲットの暗殺なんて、俺達のジョブじゃん。らくしょーらくしょー」
「俺も、聖魔騎士団の連中に応援を仰いでおく。シュニィに事情を話せば、手を貸してくれるはずだ」
…ここにいるのは、全員お前の仲間だ、味方だ、シルナ。
だから、何も心配は要らない。
「皆…ありがとう」
…本当、馬鹿シルナ。
こんなことくらいで、涙目になってんじゃねーよ。