神殺しのクロノスタシスⅢ
―――――――…一方、その頃。
ジャマ王国、某所にて。
「…どうやら、暗殺には失敗したらしいな」
「…」
顔を見るまでもなく分かる。
蛇のように、冷たく粘ついた声。
…忌々しい、暗殺者組織の頭目の声。
「鬼頭…夜陰」
それでも今では、私の協力者である組織の頭目を、みすみす切り捨てる訳にはいかなかった。
ジャマ王国、某所にて。
「…どうやら、暗殺には失敗したらしいな」
「…」
顔を見るまでもなく分かる。
蛇のように、冷たく粘ついた声。
…忌々しい、暗殺者組織の頭目の声。
「鬼頭…夜陰」
それでも今では、私の協力者である組織の頭目を、みすみす切り捨てる訳にはいかなかった。