神殺しのクロノスタシスⅢ
「どう思う?」
「それで『八千歳』と仲良くなれると思う?」
「それは…やってみないと分からないな」
あれだけ、敵がい心剥き出しだからな。
好きな和菓子をプレゼントしても、食べてくれない可能性はある。
「そもそも、桜餅が好きなのは僕だけであって、『八千歳』も好きなのかどうかは分からないよ」
「まぁ…それはあるな」
和菓子と言っても、幅広いからな。
もしかしたら、同じ和菓子の中でも、桜餅より、みたらし団子や金平糖の方が好きかもしれない。
でも、それはお互い分からないのだから仕方ない。
まずは、令月の好きなものでチャレンジだ。
「『僕これ好きなんだけど、『八千歳』もどう?』って言えば良いんだよ」
「成程。分かった…けど、そこには二つ問題がある」
「何?」
二つ?
「一つ目は、僕が桜餅の作り方を知らない」
「…それは…俺も知らないから、レシピ調べて渡すよ。二つ目は?」
「レポート課題の提出期限が近いから、そんなことしてる暇がない」
「…」
それは…深刻な問題だな。
「…何のレポート?」
「『魔導倫理法』」
あの、めちゃくちゃなこと書いてたレポートか。
よし、分かった。
「『魔導倫理法』のレポートは無視しろ。俺から、イレースに頼んどいてやる」
「本当?良いの?」
「あぁ」
イレースは、眉をひそめるかもしれないが。
いずれにしても、あんなめちゃくちゃなこと書いてるレポートじゃ、再提出になるのは目に見えてるし。
だったら、いっそ桜餅作りに時間を使った方が有意義。
そういうことにしておこう。
「分かった。じゃあ頑張る」
「よし。お前は偉いぞ令月」
その心意気だ。
「それで『八千歳』と仲良くなれると思う?」
「それは…やってみないと分からないな」
あれだけ、敵がい心剥き出しだからな。
好きな和菓子をプレゼントしても、食べてくれない可能性はある。
「そもそも、桜餅が好きなのは僕だけであって、『八千歳』も好きなのかどうかは分からないよ」
「まぁ…それはあるな」
和菓子と言っても、幅広いからな。
もしかしたら、同じ和菓子の中でも、桜餅より、みたらし団子や金平糖の方が好きかもしれない。
でも、それはお互い分からないのだから仕方ない。
まずは、令月の好きなものでチャレンジだ。
「『僕これ好きなんだけど、『八千歳』もどう?』って言えば良いんだよ」
「成程。分かった…けど、そこには二つ問題がある」
「何?」
二つ?
「一つ目は、僕が桜餅の作り方を知らない」
「…それは…俺も知らないから、レシピ調べて渡すよ。二つ目は?」
「レポート課題の提出期限が近いから、そんなことしてる暇がない」
「…」
それは…深刻な問題だな。
「…何のレポート?」
「『魔導倫理法』」
あの、めちゃくちゃなこと書いてたレポートか。
よし、分かった。
「『魔導倫理法』のレポートは無視しろ。俺から、イレースに頼んどいてやる」
「本当?良いの?」
「あぁ」
イレースは、眉をひそめるかもしれないが。
いずれにしても、あんなめちゃくちゃなこと書いてるレポートじゃ、再提出になるのは目に見えてるし。
だったら、いっそ桜餅作りに時間を使った方が有意義。
そういうことにしておこう。
「分かった。じゃあ頑張る」
「よし。お前は偉いぞ令月」
その心意気だ。