ねこ先輩に「好き」を伝える方法。
「結城先輩っ、これはっ」
アキラくんが私のワイシャツから手を放す。
奏多先輩の表情は読めないけれど、決して良い空気ではないことぐらいわかる。
私とアキラくんの間に入ってくれる奏多先輩。
私を守るように立ってくれている。
「このまま教室戻るか、生徒指導室いくのか……。どっちがいい?」
「えっ、あ……っ」
「さっき、生徒指導室の先生を見かけたよ? ……どうするの」
ちらりと見える、アキラくんの表情は青ざめていて。
逃げるように校舎裏から出ていった。
校舎裏に残されたのは、私と奏多先輩だけ。
……今日も奏多先輩に助けてもらったな。
「芽衣。大丈夫?」
奏多先輩が私に向き直る。
私の頬にそっと手を添える。
熱くなっていく頬。
奏多先輩の手も同じくらい暑かった。
アキラくんが私のワイシャツから手を放す。
奏多先輩の表情は読めないけれど、決して良い空気ではないことぐらいわかる。
私とアキラくんの間に入ってくれる奏多先輩。
私を守るように立ってくれている。
「このまま教室戻るか、生徒指導室いくのか……。どっちがいい?」
「えっ、あ……っ」
「さっき、生徒指導室の先生を見かけたよ? ……どうするの」
ちらりと見える、アキラくんの表情は青ざめていて。
逃げるように校舎裏から出ていった。
校舎裏に残されたのは、私と奏多先輩だけ。
……今日も奏多先輩に助けてもらったな。
「芽衣。大丈夫?」
奏多先輩が私に向き直る。
私の頬にそっと手を添える。
熱くなっていく頬。
奏多先輩の手も同じくらい暑かった。