ねこ先輩に「好き」を伝える方法。
「あの。私にできることはあるかな?」



私の声に驚いて振り返る彼女たち。

3人グループで作業をしてい女の子たちに話しかけた。

彼女たちは驚いた表情を一変させ、目を細め睨んできた。

いつもだったら、怯んでしまう私。

だけど、今日は頑張りたいんだ。



「私も一緒に作業していいかな?」



声が震える。

一生懸命、自分を落ち着かせる。

声も手も震えるけど、それを必死に隠して……。


大丈夫。

そう自分に言い聞かせてはみたけれど。



「そんなに作業したいなら、私たちの代わりに全部やってよ」

「え……」

「嫌なの?」



嫌とかじゃなくて。

私は一緒に作業をしたかったのに。


言葉に詰まる。

なにも言えない私に、しびれを切らしたのか、女の子たち3人は作業途中のま、他のグループへ行ってしまった。
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