ねこ先輩に「好き」を伝える方法。
「奏多先輩っ」
「……」
「奏多先輩っ!」
私の手を握ったまま、どんどん歩いていく奏多先輩。
歩くスピードが速くて、私は小走りになってしまう。
それに。
なんだか、奏多先輩、怒っているような雰囲気だし……。
声をかけても返事がないので、私は黙ってついていくことにした。
しばらくして、奏多先輩が立ち止まった場所は屋上へ続く階段の前だった。
「芽衣。……来て」
そう言って階段を上る奏多先輩。
私も転ばないようについていく。
屋上の扉を奏多先輩が押し開ける。
明るい太陽の日差しが私たちを柔らかく包み込む。
と、思った瞬間。
体が引き寄せられて、気付けば私は奏多先輩の腕の中。
柔らかいけど、どこか強く抱きしめられた。
「……」
「奏多先輩っ!」
私の手を握ったまま、どんどん歩いていく奏多先輩。
歩くスピードが速くて、私は小走りになってしまう。
それに。
なんだか、奏多先輩、怒っているような雰囲気だし……。
声をかけても返事がないので、私は黙ってついていくことにした。
しばらくして、奏多先輩が立ち止まった場所は屋上へ続く階段の前だった。
「芽衣。……来て」
そう言って階段を上る奏多先輩。
私も転ばないようについていく。
屋上の扉を奏多先輩が押し開ける。
明るい太陽の日差しが私たちを柔らかく包み込む。
と、思った瞬間。
体が引き寄せられて、気付けば私は奏多先輩の腕の中。
柔らかいけど、どこか強く抱きしめられた。