イケメン年下男子との甘々同居生活♪
「つ、疲れた……」
家に帰ると彼の靴が無いことを確認してから言葉を発する。
ふぅっと、一息つきながら靴を抜いて家に入ると鞄を玄関に置いたままソファーに座って休んでしまう。
「本当に勘弁してほしい」
朝に変なテンションで囲まれてしまい、その日のリズムを崩してしまい結果としてその後は誰も聞いてこなかったけれども、妙に意識してしまい疲れてしまった。
こんなことに慣れていないだけなのかもしれないが、本当にみんな好きね……。
今日は少し遅くなるという連絡をもらっていたので、なにか簡単な料理を作ろうかと思ったけれど、体がダルくて動かない。
「何にしようかしら」
確か冷凍庫にサーモンがあったから、ムニエルにしようかな? なんてことを考えていると、だんだんと瞼が重くなっていくのがわかる。
ダメ、まだ月曜日なのにこの調子じゃ! 気合をいれて目を開けようとしても、体に力が入らない。
ついには、甘い誘惑に負けてしまいゴロンと寝転がってしまう。
「ちょっとだけね」
十分程度休むつもりで目を閉じる。
しばらく感じたことのない疲労感に、体素直に眠っていく。
***
なにか優しい感触が頬に伝わってくる。
ぽうっと熱をもつ大きく細い手が私の髪を撫でてくれた。
だけど、その愛しい気配が遠のく感じがして私は慌てて目を覚ますと目の前には誰もいなかった。
「ゆ、夢?」
まだうまく思考できない脳で周囲の状況を確かめようとしたとき、背後から抱きしめられる。
「おはようございます紗香さん」
聞きなれた私の恋人の声が首筋にかかると、安心感と心地よさに満たされていく。
「樹くん?」
「疲れているんですか? もう少し休んでてください」
「え?」
私は部屋の時計を確認してみると、帰宅してから随分と眠っていたようだ。
一気に目が覚めていく、まだ何も用意されていない食卓……急いで準備をしようと立ち上がろうとしたとき、抱きしめられている腕にグッと力が入り、私はそのまま座らされた。
「言ったじゃないですか、もう少し休んでてくださいって」
耳に優しいキスをされる。
それだけで、ゾクゾクと全身が軽く震えてしまう。
そっと、彼が離れていってしまう、名残惜しさが増してしまいキッチンに向かおうとするのを引き留める感じで袖を掴んでしまった。
「?」
不思議そうな顔で見つめられてしまう。
ど、どうしよう……この後なんて言えばよいのかわからない。
むしろ、私がこんな行動するなんて自分でも考えられなかった。
「あぁ、なるほど」
納得したような顔になると、今度は正面から抱きしめてくれる。
少し力強く、そして体重も先ほどよりあずけられていた。
私はそれを受け止めるような感じで背もたれに埋まっていく。
「俺もずっとこうしていたいです」
「そ、そうね……こんなに心地よいなんて思わなかったな」
軽く鼻で笑われてしまう、だけど本当のことなのだから仕方がない。
結局その日は、買っておいた非常食用のレトルトカレーで済ませることになってしまったが、ギリギリまでお互いを確かめ合えていた。
年上の女性に甘えられるのってどうなのだろうか? ちょっと『甘える』という行為がどうやったらよいのかわからない時もあったし、年齢のことを考えると、大胆になれなかった。
だけど、段々と素直になっていく私がいて、それを受け止めてくれる存在もいる。
「威厳ってもうないか」
歯磨きをしながらボソッと呟いてしまう。
この部屋で同居を開始したときは、大人を演じることに一生懸命になっていたこともあったけれど、結局私もまだまだってことなのかもしれない。
「もうね、ここまで来たらあとは素直にならいとダメね」
たぶん、今はこんなにも幸せでいられるけれど、確実に喧嘩をしたり苦しい場面も訪れるに決まっている。
だけど、それらを乗り越えていくと更に二人の絆は深まっていくと思っていた。
そのときに、素直になれないで耐えてばかりいると必ずどこかで破裂してしまう。
だから、素直になろう……嫌なことも大好きなことも彼に伝えていくと決めた。
「紗香さんまだ寝ないんですか?」
後ろから話しかけれられる。
口をすすいで一緒に部屋に戻ると、いつものように抱き合って眠ろうとするが、帰ってくるなり眠ってしまって眠気がやってこなかった。
「ねぇ、明日って早い?」
「明日は、たしか講義が昼からなのでその前に一度会社に寄りたいと思っています」
「つまり、そんなに早くないってこと?」
コクリと頷いてくれたので、私はゴソゴソと樹くんの下半身に手を伸ばすとちょっと硬くなったソレに触れた。
「ちょ、ちょっと紗香さん?」
「ん? だっていつもこうして寝ていると熱もってて辛そうだと思って」
別にそんな雰囲気にならなくとも、勝手に反応してしまうらしく男性って不便ねと思わずにはいられない。
さすがにまだ生理は終わっていないので、本番はできないけれど手や口を使ってスッキリはさせてあげられるかもしれなかった。
「い、イインデスカ?」
「なんでカタコトなのよ? でも、毎晩これだと大変でしょ?」
「そ、それは……紗香さんが一緒だからですよ。その香りとか鼻に入ってきたりすると、その……えぇっと……」
なんだろう、タジタジする感じが可愛い。
こ、これが年上の余裕というヤツなのか? なんか違う気もするけれど、いつも翻弄されているのでこんな時ぐらいはリードさせてほしかった。
それに、私と一緒だからなんて嬉しいじゃない? お布団から出ると寒いので私は潜り込んでいって彼のズボンをおろすとむわっと熱が一気に解放されていく。
「さ、紗香さん……ッ!!」
もう何度目になるか、すっかり弱いところを把握しているので大丈夫。
先ほどもっと素直になろうって決めたけれど、行動も大胆になれた気がする。
恋人の顔は見えないけれど、ビクビクと伝わってくる感覚を楽しみながら行為は続けていった。
家に帰ると彼の靴が無いことを確認してから言葉を発する。
ふぅっと、一息つきながら靴を抜いて家に入ると鞄を玄関に置いたままソファーに座って休んでしまう。
「本当に勘弁してほしい」
朝に変なテンションで囲まれてしまい、その日のリズムを崩してしまい結果としてその後は誰も聞いてこなかったけれども、妙に意識してしまい疲れてしまった。
こんなことに慣れていないだけなのかもしれないが、本当にみんな好きね……。
今日は少し遅くなるという連絡をもらっていたので、なにか簡単な料理を作ろうかと思ったけれど、体がダルくて動かない。
「何にしようかしら」
確か冷凍庫にサーモンがあったから、ムニエルにしようかな? なんてことを考えていると、だんだんと瞼が重くなっていくのがわかる。
ダメ、まだ月曜日なのにこの調子じゃ! 気合をいれて目を開けようとしても、体に力が入らない。
ついには、甘い誘惑に負けてしまいゴロンと寝転がってしまう。
「ちょっとだけね」
十分程度休むつもりで目を閉じる。
しばらく感じたことのない疲労感に、体素直に眠っていく。
***
なにか優しい感触が頬に伝わってくる。
ぽうっと熱をもつ大きく細い手が私の髪を撫でてくれた。
だけど、その愛しい気配が遠のく感じがして私は慌てて目を覚ますと目の前には誰もいなかった。
「ゆ、夢?」
まだうまく思考できない脳で周囲の状況を確かめようとしたとき、背後から抱きしめられる。
「おはようございます紗香さん」
聞きなれた私の恋人の声が首筋にかかると、安心感と心地よさに満たされていく。
「樹くん?」
「疲れているんですか? もう少し休んでてください」
「え?」
私は部屋の時計を確認してみると、帰宅してから随分と眠っていたようだ。
一気に目が覚めていく、まだ何も用意されていない食卓……急いで準備をしようと立ち上がろうとしたとき、抱きしめられている腕にグッと力が入り、私はそのまま座らされた。
「言ったじゃないですか、もう少し休んでてくださいって」
耳に優しいキスをされる。
それだけで、ゾクゾクと全身が軽く震えてしまう。
そっと、彼が離れていってしまう、名残惜しさが増してしまいキッチンに向かおうとするのを引き留める感じで袖を掴んでしまった。
「?」
不思議そうな顔で見つめられてしまう。
ど、どうしよう……この後なんて言えばよいのかわからない。
むしろ、私がこんな行動するなんて自分でも考えられなかった。
「あぁ、なるほど」
納得したような顔になると、今度は正面から抱きしめてくれる。
少し力強く、そして体重も先ほどよりあずけられていた。
私はそれを受け止めるような感じで背もたれに埋まっていく。
「俺もずっとこうしていたいです」
「そ、そうね……こんなに心地よいなんて思わなかったな」
軽く鼻で笑われてしまう、だけど本当のことなのだから仕方がない。
結局その日は、買っておいた非常食用のレトルトカレーで済ませることになってしまったが、ギリギリまでお互いを確かめ合えていた。
年上の女性に甘えられるのってどうなのだろうか? ちょっと『甘える』という行為がどうやったらよいのかわからない時もあったし、年齢のことを考えると、大胆になれなかった。
だけど、段々と素直になっていく私がいて、それを受け止めてくれる存在もいる。
「威厳ってもうないか」
歯磨きをしながらボソッと呟いてしまう。
この部屋で同居を開始したときは、大人を演じることに一生懸命になっていたこともあったけれど、結局私もまだまだってことなのかもしれない。
「もうね、ここまで来たらあとは素直にならいとダメね」
たぶん、今はこんなにも幸せでいられるけれど、確実に喧嘩をしたり苦しい場面も訪れるに決まっている。
だけど、それらを乗り越えていくと更に二人の絆は深まっていくと思っていた。
そのときに、素直になれないで耐えてばかりいると必ずどこかで破裂してしまう。
だから、素直になろう……嫌なことも大好きなことも彼に伝えていくと決めた。
「紗香さんまだ寝ないんですか?」
後ろから話しかけれられる。
口をすすいで一緒に部屋に戻ると、いつものように抱き合って眠ろうとするが、帰ってくるなり眠ってしまって眠気がやってこなかった。
「ねぇ、明日って早い?」
「明日は、たしか講義が昼からなのでその前に一度会社に寄りたいと思っています」
「つまり、そんなに早くないってこと?」
コクリと頷いてくれたので、私はゴソゴソと樹くんの下半身に手を伸ばすとちょっと硬くなったソレに触れた。
「ちょ、ちょっと紗香さん?」
「ん? だっていつもこうして寝ていると熱もってて辛そうだと思って」
別にそんな雰囲気にならなくとも、勝手に反応してしまうらしく男性って不便ねと思わずにはいられない。
さすがにまだ生理は終わっていないので、本番はできないけれど手や口を使ってスッキリはさせてあげられるかもしれなかった。
「い、イインデスカ?」
「なんでカタコトなのよ? でも、毎晩これだと大変でしょ?」
「そ、それは……紗香さんが一緒だからですよ。その香りとか鼻に入ってきたりすると、その……えぇっと……」
なんだろう、タジタジする感じが可愛い。
こ、これが年上の余裕というヤツなのか? なんか違う気もするけれど、いつも翻弄されているのでこんな時ぐらいはリードさせてほしかった。
それに、私と一緒だからなんて嬉しいじゃない? お布団から出ると寒いので私は潜り込んでいって彼のズボンをおろすとむわっと熱が一気に解放されていく。
「さ、紗香さん……ッ!!」
もう何度目になるか、すっかり弱いところを把握しているので大丈夫。
先ほどもっと素直になろうって決めたけれど、行動も大胆になれた気がする。
恋人の顔は見えないけれど、ビクビクと伝わってくる感覚を楽しみながら行為は続けていった。