イケメン年下男子との甘々同居生活♪
エピローグ
世紀のプロポーズ⁉ の後に、お酒を飲んだ樹くんは、すぐにグデグデになってしまう。
「ちょっと、大丈夫?」
「うぅ……紗香さん、大好きです」
「もう、何回同じことを言うのよ」
ベッドまで連れていって、寝かせようとすると、そのまま腕を掴まれて引き寄せられてしまう。
「ごめん、離したくない」
私の後ろには、後片付けが残っており、まだメインのチキンが居残っているが、大好きな人にそんなことを言われると無下にはできない。
私はそのまま眠るまで傍にいることにしたが、なぜか彼の手が私の胸に向かってのびてきた。
「え? 何々?」
「だって、ほら、僕たちせっかく夫婦になれたんですから、今日が初夜ってことじゃないですか?」
は? 何を言っているのだろうか? 私もお酒がまわり始め、冷静に判断できない。
そう思っているうちに、口が塞がれてしまう。
そして、ブラのホックを素早く外されると、そのまま左手は腰から下に向かい、右手は私の胸を触り始める。
「んッ!」
重ねた唇の間から吐息が漏れてしまう。
お互いの熱がまだ高いためか、触れられた部分がぼわっと一気に熱くなっていくような気がする。
私の体は今までにないほど敏感になっているような気がした。
「紗香さん……」
首筋に舌をはわせてくると、ゾクゾクと震えてしまう。
声が漏れないように左手の人差し指を噛んでいると、彼がくれた指輪が目に入る。
腰がぐっと押し付けられると太ももに熱く硬い感触が伝わってきた。
「今日、少し乱暴になったらごめんなさい」
「大丈夫、私もちょっと激しくなるかも」
クシャッと髪をいじると、彼の愛撫に力がこめられていく。
その日の営みは、今までないほど心地がよかった。
乱暴って言っておきながら、優しはどこかに残されており、それが余計に感度を高めていったように思える。
***
「無理」
「朝から何を言っているんですか?」
グダっとなった体が言うことを聞いてくれない。
愛しい人の腕枕で甘えながらダラダラと休日を消費していた。
「実感がわかないわね」
「そうですか? 僕は凄く緊張して嬉しかったんですけど」
指輪を見て思う。
「なんで私のサイズわかったの?」
「え? そ、それは企業秘密ってことで……嘘ですよ。ちょっとこの間風邪で倒れている間にコッソリ測らせてもらいました」
「そうなの? 抜け目ないわね、それで、この指輪高かったんじゃないの?」
ピンクに光るダイヤ、小さいけれど何だが高級感が漂ってくる。
「値段は聞かないでくださいよ」
確かに、値段云々よりも樹くんと一緒になれるということのほうが重要だった。
一晩たって冷静さが戻り、実感が段々とわいてくる。
どうしよう……凄く幸せかもしれない。
「起きますか?」
「そうね、起きて片付けしたいかも」
それに冷めたチキンが待っている。
昨日食べ損ねたので、温めなおして食べよう。
ゆっくりと起き上がると、彼も同じように起きた。
「うふ」
「? どうかしましたか?」
「うんん、なんでもない。さ! 片付けましょう」
部屋着に着替えると、リビングに向かっていく。
樹くんはいつも通りにマイペースに着替えを済ませると、一緒に片づけを手伝ってくれる。
変なことから始まったこの同居生活、今では将来までも一緒に過ごそうと言ってくれた。
「紗香さん、機嫌良いですか?」
「当たり前じゃない、だってこんなに幸せなんだから」
「それじゃぁ、ずっと幸せにできるように頑張ります」
「期待しているわよ」
お互い笑うと冷えた部屋が温まるように感じられる。
水道からでるお湯の湯気と、換気扇に食器を洗う音が合わさるとなんとも言えない空間ができあがった。
それは、二人の世界でこれからずっと続いていく世界の一部でもあった。
「ちょっと、大丈夫?」
「うぅ……紗香さん、大好きです」
「もう、何回同じことを言うのよ」
ベッドまで連れていって、寝かせようとすると、そのまま腕を掴まれて引き寄せられてしまう。
「ごめん、離したくない」
私の後ろには、後片付けが残っており、まだメインのチキンが居残っているが、大好きな人にそんなことを言われると無下にはできない。
私はそのまま眠るまで傍にいることにしたが、なぜか彼の手が私の胸に向かってのびてきた。
「え? 何々?」
「だって、ほら、僕たちせっかく夫婦になれたんですから、今日が初夜ってことじゃないですか?」
は? 何を言っているのだろうか? 私もお酒がまわり始め、冷静に判断できない。
そう思っているうちに、口が塞がれてしまう。
そして、ブラのホックを素早く外されると、そのまま左手は腰から下に向かい、右手は私の胸を触り始める。
「んッ!」
重ねた唇の間から吐息が漏れてしまう。
お互いの熱がまだ高いためか、触れられた部分がぼわっと一気に熱くなっていくような気がする。
私の体は今までにないほど敏感になっているような気がした。
「紗香さん……」
首筋に舌をはわせてくると、ゾクゾクと震えてしまう。
声が漏れないように左手の人差し指を噛んでいると、彼がくれた指輪が目に入る。
腰がぐっと押し付けられると太ももに熱く硬い感触が伝わってきた。
「今日、少し乱暴になったらごめんなさい」
「大丈夫、私もちょっと激しくなるかも」
クシャッと髪をいじると、彼の愛撫に力がこめられていく。
その日の営みは、今までないほど心地がよかった。
乱暴って言っておきながら、優しはどこかに残されており、それが余計に感度を高めていったように思える。
***
「無理」
「朝から何を言っているんですか?」
グダっとなった体が言うことを聞いてくれない。
愛しい人の腕枕で甘えながらダラダラと休日を消費していた。
「実感がわかないわね」
「そうですか? 僕は凄く緊張して嬉しかったんですけど」
指輪を見て思う。
「なんで私のサイズわかったの?」
「え? そ、それは企業秘密ってことで……嘘ですよ。ちょっとこの間風邪で倒れている間にコッソリ測らせてもらいました」
「そうなの? 抜け目ないわね、それで、この指輪高かったんじゃないの?」
ピンクに光るダイヤ、小さいけれど何だが高級感が漂ってくる。
「値段は聞かないでくださいよ」
確かに、値段云々よりも樹くんと一緒になれるということのほうが重要だった。
一晩たって冷静さが戻り、実感が段々とわいてくる。
どうしよう……凄く幸せかもしれない。
「起きますか?」
「そうね、起きて片付けしたいかも」
それに冷めたチキンが待っている。
昨日食べ損ねたので、温めなおして食べよう。
ゆっくりと起き上がると、彼も同じように起きた。
「うふ」
「? どうかしましたか?」
「うんん、なんでもない。さ! 片付けましょう」
部屋着に着替えると、リビングに向かっていく。
樹くんはいつも通りにマイペースに着替えを済ませると、一緒に片づけを手伝ってくれる。
変なことから始まったこの同居生活、今では将来までも一緒に過ごそうと言ってくれた。
「紗香さん、機嫌良いですか?」
「当たり前じゃない、だってこんなに幸せなんだから」
「それじゃぁ、ずっと幸せにできるように頑張ります」
「期待しているわよ」
お互い笑うと冷えた部屋が温まるように感じられる。
水道からでるお湯の湯気と、換気扇に食器を洗う音が合わさるとなんとも言えない空間ができあがった。
それは、二人の世界でこれからずっと続いていく世界の一部でもあった。