思い浮かぶのは、君の事。
「はぁー!働いた働いたー!!」
「スッポンの奢りで打ち上げだー」
日も暮れ始め、空がオレンジ色に染まってきている。
昼間の暑さが嘘のように涼しい風が辺りを包みこんだ。
無事に文化祭を終え、うっすらと日に焼けた生徒達はそれぞれテントの片付けや掃除やらの後片付けに追われている。
「でもすごいよねぇ、まさか私達のクラスが売り上げ1位だなんて」
「俺の腕が良かったんだろ」
「隙あればつまみ食いしてた人が何言ってんだか」
大きなゴミ袋を抱え、武と晶は体育館裏のごみ捨て場に居た。大量のごみを捨て終え、楽しいことの代償ってでかいよね〜と呑気に話す晶を横目に、武は昼に見た例の手紙が気になって仕方がない。このまま知らないふりをして時が経つのを待つ事もできるが…後悔してからじゃ遅いと武は意を決した。
「スッポンの奢りで打ち上げだー」
日も暮れ始め、空がオレンジ色に染まってきている。
昼間の暑さが嘘のように涼しい風が辺りを包みこんだ。
無事に文化祭を終え、うっすらと日に焼けた生徒達はそれぞれテントの片付けや掃除やらの後片付けに追われている。
「でもすごいよねぇ、まさか私達のクラスが売り上げ1位だなんて」
「俺の腕が良かったんだろ」
「隙あればつまみ食いしてた人が何言ってんだか」
大きなゴミ袋を抱え、武と晶は体育館裏のごみ捨て場に居た。大量のごみを捨て終え、楽しいことの代償ってでかいよね〜と呑気に話す晶を横目に、武は昼に見た例の手紙が気になって仕方がない。このまま知らないふりをして時が経つのを待つ事もできるが…後悔してからじゃ遅いと武は意を決した。