私の知らない恋の話。
「あったらなんでも食べるよ?」
「じゃあ、苦手なスポーツは!」
「全部嫌い」
「極端だね」
「うん、でもできないわけじゃないよ。
引きこもり体質なだけで。あんまり外出たくないタイプ」
そっか〜、なんて終始笑顔に対応してくれる真緒くんにガッツリ無表情の私。
別に楽しくないわけじゃないけど、そんなに表情が豊かでもないタイプ。
……勘違い、されなきゃいいけど。
「海か山ならどっちが好き?」
「山」
「理由は?」
「緑って落ち着く色してるでしょ?」
「海は嫌い?」
「誘われたら全然行くけど私から行きたいとかはあんまりだなぁ」
「え、じゃあ行こうよ、夏に。深凪ちゃんの水着見たい。
あわよくばビキニ所望します」
「いやぁ……それまでに痩せれたらアリだね」
「そんな太ってなくない?」
「お腹がぷにぷにだよ、最近。中学までは全然だったんだけど」
「中学の部活は何してたの?」
「バレー。真緒くんは?」
「俺ね、吹奏楽」
「え、意外すぎる」
「じゃあ、苦手なスポーツは!」
「全部嫌い」
「極端だね」
「うん、でもできないわけじゃないよ。
引きこもり体質なだけで。あんまり外出たくないタイプ」
そっか〜、なんて終始笑顔に対応してくれる真緒くんにガッツリ無表情の私。
別に楽しくないわけじゃないけど、そんなに表情が豊かでもないタイプ。
……勘違い、されなきゃいいけど。
「海か山ならどっちが好き?」
「山」
「理由は?」
「緑って落ち着く色してるでしょ?」
「海は嫌い?」
「誘われたら全然行くけど私から行きたいとかはあんまりだなぁ」
「え、じゃあ行こうよ、夏に。深凪ちゃんの水着見たい。
あわよくばビキニ所望します」
「いやぁ……それまでに痩せれたらアリだね」
「そんな太ってなくない?」
「お腹がぷにぷにだよ、最近。中学までは全然だったんだけど」
「中学の部活は何してたの?」
「バレー。真緒くんは?」
「俺ね、吹奏楽」
「え、意外すぎる」