私の知らない恋の話。
……めちゃくちゃ会話が弾むのは、なんだろうか。
いや、弾むというか話題貰ってるだけだけど。
話振ってくれるから楽なんだよな……。
沈黙を恐れなくていい。
下手に質問待たれるより、質問攻めにされてる方が気持ち的には楽だね。
「深凪ちゃんって、彼氏いたことある?」
「中学の時に1年ぐらい」
「結構長いね」
「うん、普通にかっこいい先輩だったよ」
浮気されて別れたなんて、言えないけど。
同じ高校にいるとか、マジで言えないけど。
この前、連絡きてビビり過ぎてブロックしたとか、絶対誰にも秘密だけど。
「えー、いいな、深凪ちゃんの彼氏」
「その顔で言われても本気に聞こえない」
「え、俺どんな顔?」
「チャラい」
「……あ、表情とかじゃなくて、デフォの話?」
少し苦笑いする真緒くんに、私もふっと吹き出してしまう。
「えー、でもマジなんだけどな」
「私の彼氏かー、ハードル高いよ?
私人のこと好きになったりしないからな〜」
「その先輩だけ?」
「そう、本当にその人くらい」
いや、弾むというか話題貰ってるだけだけど。
話振ってくれるから楽なんだよな……。
沈黙を恐れなくていい。
下手に質問待たれるより、質問攻めにされてる方が気持ち的には楽だね。
「深凪ちゃんって、彼氏いたことある?」
「中学の時に1年ぐらい」
「結構長いね」
「うん、普通にかっこいい先輩だったよ」
浮気されて別れたなんて、言えないけど。
同じ高校にいるとか、マジで言えないけど。
この前、連絡きてビビり過ぎてブロックしたとか、絶対誰にも秘密だけど。
「えー、いいな、深凪ちゃんの彼氏」
「その顔で言われても本気に聞こえない」
「え、俺どんな顔?」
「チャラい」
「……あ、表情とかじゃなくて、デフォの話?」
少し苦笑いする真緒くんに、私もふっと吹き出してしまう。
「えー、でもマジなんだけどな」
「私の彼氏かー、ハードル高いよ?
私人のこと好きになったりしないからな〜」
「その先輩だけ?」
「そう、本当にその人くらい」