私の知らない恋の話。
もえは楽しいだけじゃ終われないぽい
「なぎ、遊び行こ」
「どこいくの?」
「京都」
「……何しに?」
「なぎと着物着て歩きたい」
「七五三の時に着たじゃん」
「……なぎ頭おかしすぎてやだ」
なんかわからないけど、とりあえず来週末京都行きます。
◇ ◇ ◇
「……みなちゃんって、独特な子に好かれるね」
「そんなこと言われても」
昨日の夜の話を、恋花に話す昼休み。
なんか、今後相談聞いてもらおうと思ったら知っといてもらった方がいいかなって思ったから、恋花には一緒に暮らしてることを伝えている。
なんか可哀想だね、なんて憐れんだ目で見られた。
「てかそもそも、本気の告白受けて、絶対落とす、って言われて、何でそんな普通に喋ってられるの?」
「……本気で幼なじみだと思ってるから」
「もえぎくんが可哀想すぎる……」
恋花ははぁ、とため息をつくと、何だかなぁ、と呟く。
机に上半身を突っ伏して、いちごミルクのパックを刺さったストローを加える恋花は、やけに可愛らしい。
これは、森沼くんも惚れる。
「どこいくの?」
「京都」
「……何しに?」
「なぎと着物着て歩きたい」
「七五三の時に着たじゃん」
「……なぎ頭おかしすぎてやだ」
なんかわからないけど、とりあえず来週末京都行きます。
◇ ◇ ◇
「……みなちゃんって、独特な子に好かれるね」
「そんなこと言われても」
昨日の夜の話を、恋花に話す昼休み。
なんか、今後相談聞いてもらおうと思ったら知っといてもらった方がいいかなって思ったから、恋花には一緒に暮らしてることを伝えている。
なんか可哀想だね、なんて憐れんだ目で見られた。
「てかそもそも、本気の告白受けて、絶対落とす、って言われて、何でそんな普通に喋ってられるの?」
「……本気で幼なじみだと思ってるから」
「もえぎくんが可哀想すぎる……」
恋花ははぁ、とため息をつくと、何だかなぁ、と呟く。
机に上半身を突っ伏して、いちごミルクのパックを刺さったストローを加える恋花は、やけに可愛らしい。
これは、森沼くんも惚れる。