余命1ヶ月の恋
余命宣告の日が近づいてくる。入学してから2週間が経つ。私はすでに保健室登校もできない状況でいた。唯一したかった恋も出来るわけなく自宅のベットで横になり天井を見つめる。「健吾先輩……付き合ってくれないかな」特段恋愛感情が健吾にあるわけではないが、もう時間が無い。その上、私にはたかが1ヶ月で【本当の恋】なんて出来るはずがなかったのだ。恋愛対象が男ではない。それだけで人生ハードモードだというのに神は制限時間まで与えてくるのかと思うと天井が涙でボヤけた。