恋愛偏差値$完
朝も伸先輩が迎えにきてくれた。
けど…
「おはようございますっ。柚菜先輩♪ご一緒よろしくです~」
伸先輩は両手に花って感じ。
両手にファンの子たちが絡まってるし、後ろにもいっぱいいた。
「お…はよ」
あたし、こんなひとたちと登校したくないよっ!
「伸先輩…あたし、先行ってますねっ!」
「ちょ…」
こんなひとたちと一緒なんてたえられないもん。
帰りもだったらどうしよ…。
思ったとおり。
部活が終わった今、伸先輩の周りにはファンの子たち。
あたしは一人で帰った。
伸先輩と帰っても、ファンの子たちがいるなら意味ないもん。
こんな日々が何日か続いた。