恋愛偏差値$完
「おっす」
理香はあたしの机に座って、勝手にあたしのノートを写してた。
「おはよ。…なにしてんの?」
「んー?今日ノート提出しなきゃいけないんだけど…柚菜のノート、途中までだわ」
いつもは忘れないノート提出。
「あっ!忘れてた!!」
理香からノートを奪って、急いで教科書から写した。
「柚菜最近どぉしたの?」
「へ?なにが」
あたしはノートを必死に写している。
理香はノート提出をあきらめたみたい。
「なんか最近元気なくない?」
「そ?」
「ぜったいそう!柚菜…恋してたりする…?」
親友の理香には話さないことはなかった。
まだ言ってなかったけ?
「梓先輩となんかあったとか?あっ、そういえば!ファンの子たちすごいね!!」
は、話がそれた。
言うタイミングがっ…
「伸先輩?だっけ?すごいね。かっこいいとは思うけど…あたしはあんまり、な」