恋愛偏差値$完
その呼び出したところにはわたしも同伴。
真相を確かめなきゃ!
「柚菜、いったいなんだよ…。てか、あんたダレ?」
「わたしのこと?柚菜のマブダチの、理香よ!!」
自信まんまんにあたしは答えた。
柚菜のためにここにいるのよ、と。
「で?」
久穏伸はわたしに聞いてきた。
「わたしじゃないです。聞きたいのは柚菜のほう。わたしはいっしょにいるだけ」
へぇ。とわたしに冷たい視線を残して柚菜を見た。
柚菜を見るのは優しい瞳。
もしかして…?
「聞きたいことあんなら、帰るときに言えばいいのに」
帰る…とき??
「あんたら2人、いっしょに帰ってるの?!」
わたし、うるさいわね。
久穏伸は耳をふさいでいる。
「え。言ってなかったっけ?」
柚菜が言った。