恋愛偏差値$完
どーせ遅刻だよ。
先生から怒られるよね…。
そこはどうにかできるけど。
伸…。
謝りに行こ!!
ダッシュして、校門をくぐったらひとごみで入れない。
しかも全員女の子。
もしかして?
「うわ…」
伸を迎える女の子たちだ。
輪の中にはノリのよくなった伸。
女の子に軽くでもタッチされるのが気にくわないひとだったのに。
こんなんじゃ、謝れるわけもないじゃない。
ふぅ、とため息をついて謝るのはあとにしようと思った。
伸にバレないように学校の中に入ろう…
『伸の彼女今日はいないんだね~』