恋愛偏差値$完
そんなあたしの頭を花田さんはなでた。
「っ??」
あたしはびっくりしてよける。
「かわいいですわ。残念ですけどワタクシはあなたのこと、小さなひよことしか思えませんの。伸さまのことはあきらめて?」
美人なんだけど、このひと少しぬけてない?
言ってること、ヘンだよ。
「あの、…伸のこと、あきらめてって言われてもむりです。だってあたしは伸と付き合っているんですから。花田さんがあきらめてください」
「ワタクシのほうが想いは大きいと思いますわ」
花田さんはいばった。
大きな胸を強調される。
このひと、さっきからなんなの…υ
あたしがなに言ってもめげないし。
「花田さん、伸に振られたんですか??」
だからこんなにめげない性格になっちゃったとか?
「なっ!ワタクシが振られるわけないじゃない!勝手なこと言わないでちょうだい!!」