恋愛偏差値$完
三人で、てのが微妙ですけど。
「柚菜ちゃんとまともに話すのは始めてだよね?」
って、キラキラを注いでくれる梓先輩がとなりにいるからいいかな?
今までは、となりにいるなんて、信じられないもん。
伸先輩は携帯を、梓先輩はあたしの相手を。
これって本当の本物?
あたしはほっぺたをつねった。
ちゃんと、痛い。
「柚菜ちゃん?どうしたの?」
「いっいえ!なんでもありませんっ」
「あぁー梓、こいつバカだから気にすんなよ」
右となりにいる伸先輩には怒った顔。
左の梓先輩には笑顔。
周りの子たちからのうらやましそうな視線を感じながら。
あたしは無事に学校についた。