恋愛偏差値$完
俺はいつもどおりおっとりと受けとめる。
『どうしたの?伸も柚菜ちゃんも…』
『あの夜のこと』
伸はかなり怒っている。
『お前、柚菜の暴走を止められたはずだろ。酔ってたわけでもあるまいし』
『………』
殴られるのは嫌。
嫌だけどしかたない、か…。
『男の欲のまま柚菜を汚したのかよっ!』
『伸先輩っ、もういいです!だいじょうぶですからっ…!』
さすが柚菜ちゃん。
俺が想像したとおりの働きをしてくれる。
『……ぷっ』
もうむり。
こらえらんない…。