恋愛偏差値$完
本日は晴天。
これから、第一試合が始まる。
あたしは高い位置にあるテントで試合を見ている。
もちろん、梓先輩と伸先輩は試合に出場。
試合開始の笛が鳴って、それぞれの色の点が散らばる。
梓先輩はアレ。
積極的にボールに向かう。
どんな状況にでも立ち向かう。
そんな梓先輩が好きなの。
「きゃっ」
伸先輩が転んだ。
あたしは救急箱を持って、急いで伸先輩のもとに走る。
「んもうっ!伸先輩動かないでくださいっ」
出血多量。もう一試合は出ることができないだろう。