地味男はイケメン元総長~番外編集~
「そうだよな。皆カップルなっちゃって……。なあ田中、俺達も付き合っちゃう?」
「却下」
情緒も何もなく、スパンと小気味のいい音がしそうなほどハッキリと返事をされる。
「ちょっ、早すぎねぇ?」
「皆がカップルになってるんだから俺達もーみたいな軽いノリで付き合うとかふざけてる。却下するに決まってるでしょ?」
言っていることはその通りなんだけど、ちょっとくらい考えてくれてもよくねぇ?
と、少しショックに思っていると、俺達のやり取りを面白そうに眺めていた杉沢さんが口を開いた。
「じゃあさ、美智留ちゃん。俺と付き合っちゃう?」
「却下です!」
思ってもみなかった言葉に目を剥いていると、これまた田中はスパンと叩き切る。
「灯里の事好きなくせに。あたしをキープしておこうとか止めて貰えますか?」
「あはは、やっぱり君は人をよく見てるよね」
振られたのに、杉沢さんは楽しそうに笑っている。
「却下」
情緒も何もなく、スパンと小気味のいい音がしそうなほどハッキリと返事をされる。
「ちょっ、早すぎねぇ?」
「皆がカップルになってるんだから俺達もーみたいな軽いノリで付き合うとかふざけてる。却下するに決まってるでしょ?」
言っていることはその通りなんだけど、ちょっとくらい考えてくれてもよくねぇ?
と、少しショックに思っていると、俺達のやり取りを面白そうに眺めていた杉沢さんが口を開いた。
「じゃあさ、美智留ちゃん。俺と付き合っちゃう?」
「却下です!」
思ってもみなかった言葉に目を剥いていると、これまた田中はスパンと叩き切る。
「灯里の事好きなくせに。あたしをキープしておこうとか止めて貰えますか?」
「あはは、やっぱり君は人をよく見てるよね」
振られたのに、杉沢さんは楽しそうに笑っている。