俺、あなたのリアコです!5
俺にできることは、桜ちゃんとは友達で桜ちゃんはすごくいい人だってみんなに説明することだ。それしか思いつかない。
今から大事な放送をします、とツイートしようとした刹那、今度は琴葉ちゃんから電話がかかってきた。琴葉ちゃんからの初めての電話だ。こんな時なのに、少し胸を高鳴らせてしまう自分がいて、最低だなと思ってしまう。
「琴葉ちゃん!大丈夫、じゃないよね……」
俺が電話に出てすぐそう言うと、琴葉ちゃんは泣き出しそうな声で「ごめんなさい」と謝り始める。
「私が、月斗さんを誘ったからこんなことに……。歌い手ルーンのことを悪く言うツイートまであって、本当にごめんなさい。全部、私のせいです……」
琴葉ちゃんの声はとても震えていた。すぐに会いたいと思ってしまう。会って、抱き締めて、「そんなことない」って直接言えたら……!
「琴葉ちゃん、落ち着いて。今から少し会って話そう?俺たちが混乱してちゃダメだよ。少しでもいいから会ってーーー」
「ダメです。もう私に関わっちゃダメです」
今から大事な放送をします、とツイートしようとした刹那、今度は琴葉ちゃんから電話がかかってきた。琴葉ちゃんからの初めての電話だ。こんな時なのに、少し胸を高鳴らせてしまう自分がいて、最低だなと思ってしまう。
「琴葉ちゃん!大丈夫、じゃないよね……」
俺が電話に出てすぐそう言うと、琴葉ちゃんは泣き出しそうな声で「ごめんなさい」と謝り始める。
「私が、月斗さんを誘ったからこんなことに……。歌い手ルーンのことを悪く言うツイートまであって、本当にごめんなさい。全部、私のせいです……」
琴葉ちゃんの声はとても震えていた。すぐに会いたいと思ってしまう。会って、抱き締めて、「そんなことない」って直接言えたら……!
「琴葉ちゃん、落ち着いて。今から少し会って話そう?俺たちが混乱してちゃダメだよ。少しでもいいから会ってーーー」
「ダメです。もう私に関わっちゃダメです」