捜査協力を依頼されたマシュ
受信機を見ながら周辺を見てマシュを捜していたあくびちゃんがポップに引っ張られました。

ポップに引っ張られた方向へ十メートルほど歩いていくとポップが止まり、大きな家の蔵の屋根を見ています。

あくびちゃんがポップの目線の先を見て小声で言いました。

「あっ・・・マシュちゃんが居た」

その家は敷地だけでも三百坪以上はありそうで、住居の建坪は外から見ただけでは、どのくらいあるのか分かりません。

住居の隣に蔵が建っていて、敷地の周囲をブロック塀で囲まれています。

あくびちゃんは、その家を裏側の路地から見ているのですが、蔵は表側が二階建てになっていて、裏は一階建てになっています。

二階建ての部分から裏に向かって一つだけ窓が見えています。

マシュは、その窓の下にある一階部分の屋根に、ちょこんと座っているのが見えます。
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