お見合い相手が変態御曹司でした

 微笑む柊平さんが手をのばして、私の頬に触れる。

「ありがとう。ついでに望むと私はあなたの、最初で最後の男になりたいんだけど、いい?」

「それってプロポーズですか?」

「ああ……楓子ちゃん、私のお嫁さんになって欲しい」

 私が頷いたから、柊平さんがゆっくりキスしてくれた。服の上から、胸に触れてくる。
 それがとても優しくて気持ち良かった。


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