お見合い相手が変態御曹司でした
3. お見合い相手と見つめあってたら
「ん……もう、やめて……」
私の制止は耳に入らない様子で、柊平さんはずっと私の足の指を舐めている。カーテンは閉じたけど、明るいから恥ずかしい。先週同様、私がベッドに腰かけて、柊平さんが跪いてる。足の裏も舐めるとか、遠慮がないにも程がある。でも悔しい事に、くすぐったくて気持ちいい。
「……あの、多分そろそろ帰ってきちゃうから、もうやめてください」
再度そう言っても、聞き入れてもらえなかった。あちこち舐められて、気持ちよくてされるがままになっていたら、ついにベッドに押し倒されて下着に手をかけられた。
「それはだめです!」
「だめ? もう濡れてるよ?」
手際よく下着だけを脱がされて、膝を立てるように持ち上げられて愛撫された。恥ずかしくて、もっと体が熱くなってくる。
指で中を探られてるうちに、腰がびくりと跳ねた。そこだけが何かが違う。
「このへんかな?」
「……このへんって……何? ああっ!」
「楓子ちゃんが気持ちいい場所、探すからね」
そう言って柊平さんは指の動きを少し早めた。指を曲げながら私がより感じるところを探している。わからないけど気持ちいい。
「恥ずかしいと思わないで。我慢せずに、気持ちよくなるといいよ」
「あっ……ん、そんなの無理。恥ずかしい」
「だから……ここには私とあなたしかいないよ。気持ちいい所を教えて?」
「あっ、そこ……です、んっ!」
「痛くない? 我慢しないでね。気持ちいいと思ったらそう言って」
「気持ちい、い……あ……」
柊平さんの指に喘がされてる私を見て、柊平さんが綺麗に笑った。
「可愛い。もっと気持ちよくなって」
腰が勝手に揺れている。ゾクゾクとした感覚が背中を這い上がって、脳神経を溶かしていく。気持ちいい。初めての感覚に戸惑っていると、優しかった柊平さんの指が、トントンと強めにお腹側を押してくる。快感が増していく。
「ああぁぁ! 変、なの! いやっ」
「ああ、楓子ちゃん可愛いよ。我慢しないでいっていいよ」
胎内が熱く痺れて、意識が真っ白になる。何が起きたのかわからなかった。
気持ちよすぎて体が跳ねて、はあはあと息をしながら私は脱力した。
「可愛い……」
綺麗で淫らな顔をした柊平さんが、達してぼんやりしている私を見下ろしている。
ああ、私を抱こうとしてる目だ。
私も欲しくてたまらない。
「柊平さん……」
「……ねえ、楓子ちゃん……」
見つめあっていたその時、玄関から「ただいまー!」という明るい母の声がした。
行為に夢中になりすぎて、車のエンジン音にも気配にも気づいていなかった。我に返ると急に恥ずかしくなって、私はベッドから飛び起きると「おかえりなさーい!」と大声で返事をした。
私の制止は耳に入らない様子で、柊平さんはずっと私の足の指を舐めている。カーテンは閉じたけど、明るいから恥ずかしい。先週同様、私がベッドに腰かけて、柊平さんが跪いてる。足の裏も舐めるとか、遠慮がないにも程がある。でも悔しい事に、くすぐったくて気持ちいい。
「……あの、多分そろそろ帰ってきちゃうから、もうやめてください」
再度そう言っても、聞き入れてもらえなかった。あちこち舐められて、気持ちよくてされるがままになっていたら、ついにベッドに押し倒されて下着に手をかけられた。
「それはだめです!」
「だめ? もう濡れてるよ?」
手際よく下着だけを脱がされて、膝を立てるように持ち上げられて愛撫された。恥ずかしくて、もっと体が熱くなってくる。
指で中を探られてるうちに、腰がびくりと跳ねた。そこだけが何かが違う。
「このへんかな?」
「……このへんって……何? ああっ!」
「楓子ちゃんが気持ちいい場所、探すからね」
そう言って柊平さんは指の動きを少し早めた。指を曲げながら私がより感じるところを探している。わからないけど気持ちいい。
「恥ずかしいと思わないで。我慢せずに、気持ちよくなるといいよ」
「あっ……ん、そんなの無理。恥ずかしい」
「だから……ここには私とあなたしかいないよ。気持ちいい所を教えて?」
「あっ、そこ……です、んっ!」
「痛くない? 我慢しないでね。気持ちいいと思ったらそう言って」
「気持ちい、い……あ……」
柊平さんの指に喘がされてる私を見て、柊平さんが綺麗に笑った。
「可愛い。もっと気持ちよくなって」
腰が勝手に揺れている。ゾクゾクとした感覚が背中を這い上がって、脳神経を溶かしていく。気持ちいい。初めての感覚に戸惑っていると、優しかった柊平さんの指が、トントンと強めにお腹側を押してくる。快感が増していく。
「ああぁぁ! 変、なの! いやっ」
「ああ、楓子ちゃん可愛いよ。我慢しないでいっていいよ」
胎内が熱く痺れて、意識が真っ白になる。何が起きたのかわからなかった。
気持ちよすぎて体が跳ねて、はあはあと息をしながら私は脱力した。
「可愛い……」
綺麗で淫らな顔をした柊平さんが、達してぼんやりしている私を見下ろしている。
ああ、私を抱こうとしてる目だ。
私も欲しくてたまらない。
「柊平さん……」
「……ねえ、楓子ちゃん……」
見つめあっていたその時、玄関から「ただいまー!」という明るい母の声がした。
行為に夢中になりすぎて、車のエンジン音にも気配にも気づいていなかった。我に返ると急に恥ずかしくなって、私はベッドから飛び起きると「おかえりなさーい!」と大声で返事をした。