ガチ恋
「大丈夫ですか?お母さんかお父さんを呼んだほうがいいですか?」
普段おどおどして何を言っているのかわかないのに今は綺麗に聞き取れる。甘くて可愛らしい声色でそして心がなぜか落ち着く。
「大丈夫だから今はほっといてくれ。少し興奮しただけだから」
「本当にごめんなさい、紛らわしい奇声を発して本当にごめんなさい……」でも心配してくれてありがとう。
 真白の気配が消えたときには俺は全身汗をびっしょりかいていて、気持ち悪くシャワーを浴びようと一階に向かった。
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