ガチ恋
 けれど、まさか女性から呼び出しを食らうとは思ってもみなかったけれど。
「うちは高遠とうか、隣りのクラスなんやけど知ってる?」
金髪の髪を肩口で揃えてる女性は丁寧に自己紹介をしてくれた。
「高遠……」ごめん、知らないや」
「ハハハ、だろうね。」少しだけ残念そうな高遠。これだけ目立つ格好をしていて、意外に美人。学校では意外と有名人なのか。高遠についてきてと言われて、渋々後を追っていく。
「高遠さん、いったいどこに向かってるんだ?」
「とうか、韻を踏んでるか苗字は嫌いなんだよ」
 特別名前呼びに抵抗はないのだけれど、変な誤解は受けたくないんだけれどな。
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