ガチ恋
告白の返事に対して言った言葉じゃない。本当に吐きそうになっていた。体の震えも起きて、極度の眩暈で立っていられなくなって、俺は情けなくへたりこんでしまった。
異変に気づいたとうかが近づいてきて背中をさする。
「どうしたんだよ。大丈夫なのか。どこか悪いのか」
こっぴどく振ったのに。心配してくれるなんて、いい奴なのか。
「とうか、悪いんだけどさ、真白呼んできてくれないか」
「やだよ、なんでうちが恋敵を呼んでこないといけないんだよ」
「……そんなんじゃないからさ、真白は妹なんだよ」
義理の妹ということを俺は言わないでいた。そのほうがとうかが連れてきてくれる気がしたからだ。
異変に気づいたとうかが近づいてきて背中をさする。
「どうしたんだよ。大丈夫なのか。どこか悪いのか」
こっぴどく振ったのに。心配してくれるなんて、いい奴なのか。
「とうか、悪いんだけどさ、真白呼んできてくれないか」
「やだよ、なんでうちが恋敵を呼んでこないといけないんだよ」
「……そんなんじゃないからさ、真白は妹なんだよ」
義理の妹ということを俺は言わないでいた。そのほうがとうかが連れてきてくれる気がしたからだ。