ガチ恋
自分の部屋に戻って、俺はあるものを探していた。中学卒業前にしまいこんだ思い出の物。確か、引っ越しの時にまとめて押し入れにしまったはず。押し入れを開けるとそれは簡単に見つかって、俺はそれを床に下ろした。
もう開けることはないと思っていたんだがな。
俺は中に入っているボクシンググローブを取り出した。臭い匂いがするな。それを取り出したことで、お目当ての物が姿を表した。それは丸い形をした塗り薬だった。
まだ腐ってはないよな。そういつつ、俺は腫れている顔に塗り手繰った。そしてそれをもって真白の部屋に行った。
真白は俺が何かの薬品を持っていることに気づき、警戒の色を濃くして、後ずさるように逃げる。
「真白、別に痛くないからさ、逃げんなよ」
「いやだよ、絶対に痛いもん」
「ちょっとだけだから」
「言い方がやらしくていやだよ」
からいすぎたか。
俺は真白の両手を掴んで、それを塗った。真白はくすぐったいとかいっていたけれど両手をつかまれたことに観念したのか、その後は大人しいものだった。
もう開けることはないと思っていたんだがな。
俺は中に入っているボクシンググローブを取り出した。臭い匂いがするな。それを取り出したことで、お目当ての物が姿を表した。それは丸い形をした塗り薬だった。
まだ腐ってはないよな。そういつつ、俺は腫れている顔に塗り手繰った。そしてそれをもって真白の部屋に行った。
真白は俺が何かの薬品を持っていることに気づき、警戒の色を濃くして、後ずさるように逃げる。
「真白、別に痛くないからさ、逃げんなよ」
「いやだよ、絶対に痛いもん」
「ちょっとだけだから」
「言い方がやらしくていやだよ」
からいすぎたか。
俺は真白の両手を掴んで、それを塗った。真白はくすぐったいとかいっていたけれど両手をつかまれたことに観念したのか、その後は大人しいものだった。