となりの紀田くん



しかし、今は
こいつらの下らない
ボケに付き合ってる暇はない





「作戦会議するよ!!!」





「「………は?」」





不機嫌面の紀田と
アホ面の悠斗を連れて
myhomeへと向かった。





ーーーーーーーーー




只今の居場所は
我が家ー内倉家ー






「いや、ちょw……作戦会議って……何のだよ?」




私の部屋に入るなり
悠斗がアホ面のまま
訪ねてくる………




紀田は不機嫌な顔のまま
私を見据える




「そんなのアレに決まってんでしょ!!梓くんから鈴への………名付けて"誕生日サプライズ告白大作戦"!!!」





「いや、今初めて聞いたわww」





「ってことでね………」




私は悠斗のツッコミを
完全無視して、話の内容を
二人に語った。





「ふーん。それで、"誕生日サプライズ告白大作戦"なわけか………つーか作戦名だっさ。さすが猿だな……」





「だから猿じゃないってばよ!!」





「はい、でたー。お決まりの大好きなナ○ト言葉」





紀田が呆れた眼差しで
私を見る………






くそう!!!
すんげー腹立つ!!!






「と、とにかく!!二人にも協力してもらうからね!!」





私は紀田を睨みつけながら
そう言った




すると紀田は




「はぁ?めんどくせぇ。お前らだけで勝手にやってろよ」





なんて言いやがる





こいつどんだけ
めんどくさがりなんだ?




「いいから、紀田も協力してよ!!」




「やだね」




「俺は、ゆあの頼みだったら何でもするよ?あわよくば………ゆあと…………。」




魅惑のスマイルを
私に向けてくる




有り難いけれど
有り難くないような(←矛盾)

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