となりの紀田くん
私の唇から自分のを離し
ペロッと舌で舐める
その行動にゾワッとする。
いいいいいいいい今のって!
もしかして………
いやもしかしなくても…
キス……だよね!?
カァアアアアアッ///
一気に顔が熱くなるのが分かった
「お前………今日から俺のな」
表情一つ変えずに
訳の分からない事を言う。
「ぜっ、全然意味わかんないから………!」
「はぁ、馬鹿は日本語もわからないわけ?」
「いや、そうじゃないでしょ!?な、何でキスしたの!?」
「特に意味はない。」
特に意味はない…………って
こいつキスを何だと思ってるわけ!?
「ってか、お前に拒否権ないから…ーーーーーーーうっ!?」
紀田のお腹を精一杯の力で
蹴り上げる
「このーーー!勘違い妄想性悪変態男!!」
どうやら私の隣の席の
紀田くんは
勘違い妄想性悪変態男
みたいです…………。