となりの紀田くん
ぐびぐびぐびぐひっ
「ぷはぁーーーっ」
風呂上がりのビール………
じゃなくてコーヒー牛乳は
格別美味い!!
「なんか、おっさんみたい……」
振り向けばそこには
イスに腰かけ頬杖をついてる柚が
呆れたように私を見ている。
「し、失礼な!!」
「嘘だよ……ゆあ。」
イスから立ち上がって
私に近寄り抱きつく………
いやいやいやw
もうこれ、シスコンどころの
話じゃなくなってるよね?
本当、まじでw
「ゆず……離れようか」
「やだって言ったら?」
悪魔な笑みを浮かべ
抱きついている腕の力を強める
「あんたたち……本当仲いいわね!」
ヘラヘラと呑気に笑いながら
食器の片付けをする母
気づいてくれ…………
My mother !
これはもう仲いいとかいう
レベルの問題じゃない!!
「ゆず………私はもう寝るから。離して?」
「んー、じゃあ一緒に寝ようか!」
「寝ません!!」
とんでもないことを言い出す
柚の隙を突いて腕からすり抜ける
そして一気に階段を
駆け上がった。